山梨県北杜市の観光名所「三分一湧水」に隣接する人気店「そば処三分一」。湧水で育まれたそばを堪能できるのがウリ! そばは、二八そば、十割そば、シルクそばの3種類。テラス席もあり、ペットOK^^
山梨県北杜市の観光名所の1つに、「三分一湧水」(さんぶいちゆうすい)があります。
北杜市内には「日本名水百選」に選ばれたエリアが3ヵ所あり、「三分一湧水」はその3ヵ所のうちの1つ「八ヶ岳南麓高原湧水群」に含まれる湧水地です。
「三分一湧水」には農産物直売所や資料館が併設されていて、今回ご紹介する「そば処三分一」も、その一角にあります。
三分一湧水で育まれたそば(蕎麦)を堪能できるのが特徴です。
私たち夫婦は八ヶ岳南麓に移住してから何度か「そば処三分一」へランチ訪問しているのですが、今回は新そばの時期に合わせ、2024年11月半ばに改めてランチ訪問した様子をご紹介します。
アクセス
行き方ですが、小淵沢方面からの場合は、「八ヶ岳高原ライン」を清里方面へ進み、「小荒間」の信号で右折。
3kmほど坂を下り、JR小海線の踏切を渡ったすぐの右手が入口になります。
あるいは、「レインボーライン」を東進し、「白井沢」の信号で左折。
1.5kmほど坂を上った左手が入口になります。
一方、清里方面からの場合は、「八ヶ岳高原ライン」を小淵沢方面へ進み、「小荒間」の信号で左折するルートがいちばん行きやすいでしょう。
いずれの行き方の場合も、 「三分一湧水」の案内板が目印になります。
駐車場はかなり広く、80台は停められるようです。
ちなみに、ランチ訪問した日は、木々の葉がとても赤く鮮やかに色づき、目の保養になりました^^
順番待ちの方法
「そば処三分一」は、駐車場に隣接した平屋の建物です。
お店の入口には、順番待ちリストが備えつけられています。
「そば処三分一」は人気店なので、順番待ちになることが多く、その際はリストに名前を書く必要があります。
これを忘れると、いつまで経ってもお店に入れません(汗)
また、名前を書くだけでなく、リストの横にある呼び出しベルを持ち出します。
リストには呼び出しベルの番号を記入する欄があるので、忘れずに記入しましょう。
呼び出しベルは、三分一湧水や農産物直売所、資料館など広範囲に届くので、待ち時間を利用して買い物や見学をすることができます^^
店内の様子
座席は、テーブル席、カウンター席、座敷席、テラス席の4種類です。
テーブル席は4人がけが5卓、2人がけが3卓。
カウンター席は4席。
座敷席は4人がけが2卓あります。
ちなみに、座敷席からはガラス越しに職人がそばを打つ様子を見ることができます。
また、11月3日(文化の日)に先んじてランチ訪問しているのですが、そのときはテーブル席が4人がけ10卓のみで、2人がけはありませんでした。
混雑しそうな日は、席の配置を変えるのだと思われます。
外のテラス席は、4人がけが4卓あります。
テラス席なら、ペット(ワンちゃん)OKです^^
メニュー
メニューは、「おすすめ(数量限定・冷たいおそば)」「季節限定」「そば・うなぎ丼セット(数量限定・冷たいおそば)」「冷たいそば」「ぶっかけそば(二八そば)」「温かいおそば(二八そば)」「ご飯もの」「一品料理・酒肴」「お飲み物・デザート」に大別されます。
それぞれのジャンルには、さらに複数のメニューが含まれていて、種類が豊富です。
選ぶのに迷ってしまいます(汗)
テーブルには、「四季の膳(月の膳)」(2300円)「三分一そばセット」(1800円)「シルクそば」(850円)をオススメするメニューが貼られています。
〈迷ったときはオススメを選ぶのがいい〉
そう思った私は秋限定の「四季の膳(月の膳)」、妻は「シルクそば」を注文しました。
のど越しのよさを求めるなら二八そば、そば本来の風味を味わうなら十割そば、ツルツルとした食感を楽しむならシルクそば。セットにすれば季節の食材や天ぷらも堪能でき、満足感この上なし!
四季の膳(月の膳)
私が注文した「四季の膳(月の膳)」です。
写真中央が、だし巻き玉子。
右上が、天ぷら3点盛り。
以下、時計回りに、大根のビール漬け、薬味、キノコのつけ汁、キノコの炊き込みごはん、そば寒天と季節の果実です。
そばは、十割そばにしました♪
ちなみに、このメニューに限らず、そばを十割そばへグレードアップすると、プラス300円になります。
十割そばは、ややザラついた食感で、噛むと、そばの風味が口のなかにフワ~っと広がります♪
〝ザ・そば〟といった感じですね。
妻にも少し食べてもらいましたが、コシが強く、モチモチしているとの感想でした。
そばは、キノコのつけ汁をつけていただきます。
つけ汁には、マイタケ、シメジ、エノキがたっぷり入っています♪
量が多いだけでなく、大きさもあります^^
このつけ汁は、キノコの風味が香ばしく、そばの旨さを格段にアップしていると思います。
「汁が濃かったら、そば湯で薄めてお召し上がりください」と店員さんに言われましたが、ぼくにはちょうどいい濃さでした。
また、つけ汁に入れる薬味として、ネギ、天かす、ゆずがついてきました。
この薬味を入れると、とりわけ、ゆずの香りがプラスされ、さっぱりとした味わいになりました^^
だし巻き玉子です。
大根おろしをたっぷりつけていただきます。
ほんのり甘く、ふんわりフワフワです♪
出汁がよく浸透していて美味です。
大根おろしのおかげで、さっぱりとした味わいでした。
天ぷらは、マイタケ、レンコン、サツマイモ。
旬の野菜の3点盛りです。
これに塩をつけていただきます。
マイタケは、大きくてキノコの風味が豊か。
レンコンは厚めでシャキシャキ。
サツマイモは甘くてホクホク。
どれも秋を感じられました♪
キノコの炊き込みごはんは、ゴボウ、ニンジン、マイタケ、シメジが混ぜ込んであります。
お米がモチモチしていて、キノコとゴボウの風味が口内にふんわり広がり美味です♪
味は決して濃くはなく、薄味ながらも上品な味わいでした^^
大根のビール漬けは、甘みが強いたくわんのようです。
ビールの味はしません。
パリッ、ポリッと歯応えがいいのがたまりません♪
隣の農産物直売所で売っていたので、気に入れば買って帰ることができます。
そば湯は、あっさりしていて、とろみは少なめでした。
プチデザートの「そば寒天」と「季節の果実」です。
「そば寒天」の上に載っているのが「季節の果実」です。
「そば寒天」はザラザラした食感です。
甘さ控えめで、あっさりすっきりした味わいです^^
なお、「季節の果実」は、柑橘系果実のドライフルーツでした。
シルクそば
妻が注文した「シルクそば」です。
そばに、つけ汁、薬味、大根のビール漬けのみというシンプルさです。
「シルクそば」を紹介した過去のニュースによれば、この「シルクそば」は愛媛県のシルク素材メーカーとの共同開発で、そばにシルクパウダーが練り込んであります。
そうすると、保水力が高まり、ゆでたての艶やツルツルとした食感が長く続くのだそうです。
お店の人の話では、「シルクそば」は量が少なく、大盛りが通常の普通盛り程度の量とのことでしたが、妻は普通盛りを注文。
量が少なめなので、私の「四季の膳(月の膳)」のなかから、だし巻き玉子や天ぷら、キノコの炊き込みごはんをシェアしました。
シルクそばは、ニュースの紹介どおり、見た目がけっこうツヤツヤしています。
食感はコシが強く、なめらかでツルンとしています。
他のそば店ではなかなか味わえないような特徴のあるそばです^^
そば好きの方なら、一食の価値があると思います。
天もりそば
上記ランチ訪問日とは別の日に食したものを1点ご紹介します。
「天もりそば(海老一本・野菜四種)」(1400円)です。
二八そば、天ぷら5点盛り、大根のビール漬けが載っています。
見かけ、十割そばよりは黒っぽく、シルクそばとは明らかに色が違います。
やや硬めです。
二八そばがいいところは、のど越しがよいところです^^
ツルツルと口の中に入っていってしまいます(汗)
そばにのど越しのよさを求めるなら、迷わず二八そばでしょう。
天ぷらは、エビ、ナス、カボチャ、ピーマン、大葉の5点盛りです。
すでにご紹介した「四季の膳(月の膳)」とは異なり、天ぷらとしてはスタンダードな食材が使われています。
とりわけ、エビはプリプリして美味でした^^
「そば処三分一」の評価
「そば処三分一」は、二八そば、十割そば、シルクそばの3種類のそばを楽しめます。
二八はのど越しのよさ、十割はそば本来の風味、シルクそばはツルツルとした食感のよさが特徴です。
そば好きの方なら、ぜひ食べ比べてみてはいかがでしょうか^^
ところで、11月3日にランチ訪問したときは、祝日だったこともあり、満席のため、順番待ちでした。
一方、11月半ばのランチ訪問は平日だったので混んではいないと思いきや、けっこうなにぎわいでした。
まず、11:00の開店前にして、私たち夫婦を入れて、老夫婦2人連れや家族4人連れなど、6、7組の来店客が、お店の前に群がっていました(汗)
そんな調子なので、11:15には店内満席。
そのあとの来店客はテラス席へ通されていました。
そして、11:30にはテラス席を含め満席に!
食べ終わって退店するお客さんと入れ替わるようにして、さらに新しいお客さんがやってきます。
この繰り返し。
大盛況です。
秋の新そばのシーズンと紅葉が重なったため、平日にもかかわらず、このように大盛況だったのだと推測されます。
なお、「そば処三分一」は予約を受けつけていないので、ご注意ください。
ランチのあとは「三分一湧水」の観光がオススメ
ランチ訪問時は、隣接する「三分一湧水」を観光するのがよいでしょう。
「三分一湧水」という名前は、八ヶ岳の湧水を、3つの地域に3等分したことにちなんでいます。
どうやって3等分したのか?
それを知りたい方は、「三分一湧水」へ行く前に、まずは隣接する「三分一湧水館」という資料館へ寄ってみましょう。
むかし(江戸時代)の人びとの知恵と工夫を実体験することができ、勉強になります^^
そのあと「三分一湧水」へ行ってみれば、より興味深く観光することができますよ。
周辺は公園として整備されているので、散策にも適しています。
時がゆっくりと流れるようなのんびりした時間を過ごすことができるはずです^^
また、「三分一湧水館」の屋上は展望台になっていて、晴れていれば富士山を望むことができます。
さらに、「そば処三分一」と「三分一湧水館」のあいだには農産物直売所があり、北杜市で採れた野菜や特産品を購入することができます。
このように、「三分一湧水」は食べるだけでなく、観光と買い物も楽しめるところなので、時間にゆとりをもって訪れることをオススメします^^
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店舗情報
【店名】そば処三分一
【ジャンル】そば(蕎麦)
【所在地】山梨県北杜市長坂町小荒間292-1
【TEL】0551-32-8318
【定休日】休業日はInstagramを確認
https://www.instagram.com/sanbuichi_yusui/
【営業時間】11:00-15:00
【ホームページ】https://www.sanbuichiyusui.com/soba
【その他】ペット(ワンちゃん)OK(テラス席)
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