木の温もりが感じられ、時間がゆっくりと流れている雰囲気の古民家レストラン。ランチメニューは「里山の四季のおにぎりプレート」と「陶仙房の石窯パンプレート」の2種類
八ヶ岳エリアには、「こんなところにお店があるのか!」というような、なんの変哲もない田舎の小道を入ったところに佇む飲食店がたくさんあります。
今回ご紹介する「陶仙房 須栗平」(とうせんぼう すぐりだいら)も、そんなお店の1つです。
インターネットで高評価の口コミをいくつか見かけていたので、以前から気になっていました。
2024年10月半ば、よく晴れた小春日和の日に、ランチ訪問してきました。
アクセス
行き方は、説明がむずかしいです(汗)
ざっくり言うと、国道299号線、いわゆるメルヘン街道の「糸萱口」の信号を、蓼科方面から下ってきた場合は左折、茅野市街から上ってきた場合は右折。
その後、左折と右折を繰り返し、田舎の小道を少し進んだ右手にあります。
詳しくは下の地図でご確認ください。
お店の案内板は道の脇にひっそりと設置されているので、見落とさないように、お気をつけください。
駐車場は、11台停められます。
なお、お店の駐車場マップによれば、上記の駐車場の道をはさんだ向かい側にも、計6台分の駐車スペースがあるようです。
お店の様子
駐車場の奥に、お店へ通じる入口があるので、そこを入っていきます。
まっすぐに伸びた木道を進んでいきます。
木々に囲まれた自然豊かな木道で、歩いているだけで癒やされます♪
100メートルくらい歩くでしょうか、お店に到着です。
建物は、木造の古民家そのものです。
お店に入ったすぐのところは、陶器売り場になっています。
お茶碗や湯飲み、コーヒーカップなどがたくさん並べられていました。
レストランフロアは、外観同様、完全に古民家の装いです。
木の温もりが感じられ、なにやら時間がゆっくりと流れているような雰囲気です。
やたら落ち着きます♪
座席は、6人がけが2卓、4人がけが2卓、2人がけが5卓あります。
2人がけの座席は、5卓のうち3卓が、窓の外の景色を並んで座って眺められるスタイルになっています。
メニュー
ランチのメニューは、「里山の四季のおにぎりプレート」(1320円)と「陶仙房の石窯パンプレート」(1320円)の2種類です。
これにドリンクを追加する場合は50円割引、ドリンクとケーキを追加する場合は100円割引になります。
この日のケーキは、「マフィン」(500円)「ベイクドチーズケーキ」(600円)「ほおずきタルト」(500円)の3種類でした。
ドリンクは、コーヒーと紅茶に大別されます。
《コーヒー》
陶仙房石窯焙煎(オーガニック豆浅煎り):550円
皆川珈琲焙煎(深煎り):550円
カフェオレ:660円
アイスコーヒー(夏季限定):550円
アイスオレ(夏季限定):660円
《紅茶》
※蓼科ハーバルノートシンプルズ茶葉使用
季節のハーブティー(ポット):660円
アッサムティー(ポット):550円
アイスティー:550円
ミルクティー用牛乳:55円
この他、ドリンクには、「立科五輪久保りんご農家の手作り林檎ジュース」(550円)「甘酒ミルク(自家製甘酒使用)」(アイス・ホット:660円)「ホットりんごジンジャー(冬季限定)」(605円)がありました。
以上のメニューから、私は「陶仙房の石窯パンプレート」と「陶仙房石窯焙煎」。
妻は、「里山の四季のおにぎりプレート」と、デザートに「ほおずきタルト」、そして「アッサムティー(ポット)」を注文しました。
7~8品目ある料理はどれもていねいにつくられ、だしがよく効いたしっかりとした味わい。ヘルシー感が高く、満足感この上なし!
待つこと約10分。
それぞれのプレートがほぼ同時に運ばれてきました。
写真奥が「里山の四季のおにぎりプレート」、手前が「陶仙房の石窯パンプレート」です。
メニューには書いてありませんでしたが、おにぎりプレートには味噌汁、パンプレートにはコーンスープがついています。
見るからに身体によさそうな料理が並んでいます^^
どれも魅力的だったので、お互いに相手のプレートの料理をひと口ずつもらいながら食べ進みました^^;
里山の四季のおにぎりプレート
妻が注文した「里山の四季のおにぎりプレート」です。
メニューには、「地元産の米 黒米のおにぎりと季節の地野菜、千年豆腐の和のプレート」と謳われています。
上記写真真ん中にあるのは、茶金豆腐のあんかけ。
その左横が、おにぎり2種。
以下、時計回りに、ほおずき、野菜の煮もの、だし巻き玉子、カボチャと小豆のいとこ煮、漬物3種です。
7品目もあって、バラエティー豊かです^^
ちなみに、上記の個々の料理名は、メニューには載っていなかったので、お店の方の説明から推測して、私が勝手につけたものです。
下記の「陶仙房の石窯パンプレート」も同様です。
では、順にご紹介していきます。
茶金豆腐のあんかけです。
妻いわく、豆腐はフワッフワで、軽~い食感。
あんはやさしい味わいで、上品な風味でした^^
おにぎりは2種類です。
右は、ゴボウクルミ味噌が載ったおにぎり。
左は、シソの実が載ったおにぎりです。
ゴボウクルミ味噌が載ったおにぎりは、黒米が使われています。
ゴボウクルミ味噌の主張が強いです。
妻いわく、しっかりとした味わいながら、風味豊かとのことでした^^
シソの実が載ったおにぎりは、シソの実の風味が香ばしく、なんとも食欲をそそります。
シンプルでありながら、奥行きのある懐かしい味わいでした^^
食用のほおずきです。
私が注文した「陶仙房の石窯パンプレート」にもついてきました。
丸ごと食すと、口のなかに、ほのかな甘さとしっかりとした酸味が広がります。
フレッシュ!
おそらく初めてほおずきを食しましたが、美味♪
完全にデザートでした^^
「陶仙房の石窯パンプレート」にも載っている野菜の煮ものです。
レンコンが目立つ盛りつけになっています。
レンコンの他、ゴボウ、カボチャ、エリンギ、ナス、ジャガイモ、ブロッコリー、ダイコン、ニンジン、シシトウと、全部で10種類もの野菜が添えられていました!
野菜は、表面がツヤツヤしていて、煮からめた感じです。
どの野菜も、ほのかに甘い味つけながら、さっぱりした風味です。
黒コショウが効いていて、それが味のアクセントになっています。
素材のよさが感じられ、上品な味わいでした^^
だし巻き玉子です。
妻いわく、思った以上にだし(出汁)がよく効いていて、美味とのこと。
私もひと口食しましたが、やさしい味わいでした^^
カボチャと小豆のいとこ煮です。
妻いわく、カボチャにはしっかりとした甘みがついている一方で、小豆の甘みは控えめ。
なので、全体として、ほどよい甘さとなっているとのことでした。
漬物は、厚切りダイコンと薄切りダイコン、キャロットラペの3種類でした。
「里山の四季のおにぎりプレート」についてくる味噌汁です。
お店の方の説明では、たしか「崩し豆腐の味噌汁」でした。
私もひと口食しましたが、やさしい味わいの豆腐で、白味噌独特の豊かで柔らかな風味がしました^^
陶仙房の石窯パンプレート
私が注文した「陶仙房の石窯パンプレート」です。
メニューには、「陶仙房の石窯パン2種とキッシュ、地野菜のプレート」と書いてあります。
上記写真のいちばん左が、石窯パン2種。
以下、順に、キッシュ、トマトジャム、ほおずき、厚揚げ、野菜の煮ものです。
ほおずきと野菜の煮ものはすでに上記「里山の四季のおにぎりプレート」でご紹介したので、それ以外を順にご紹介していきます。
石窯パンは、プレーンタイプ(写真右)と、クルミ、レーズン入り(写真左)の2種類です。
プレーンタイプのパンは、もっちりした食感です。
ここで登場するのが、トマトジャムです♪
パンはそのままでもおいしいですが、トマトジャムをつけると、さらに美味に!
トマトジャムそのものは、トマトの風味と甘みが強く、濃厚な味わいです。
プレーンなパンとの相性が抜群でした♪
一方、クルミとレーズンが入ったパンは、レーズンの豊かな甘みがとても美味でした^^
キッシュは、厚みが3cmほどあり、ボリューム感があります。
中には、タマネギ、ジャガイモ、カボチャがぎっしり入っています♪
キッシュは、ほどよい甘さとしょっぱさで、まろやかな風味です。
中身がぎっしりと詰まった食感です。
だしがよく効いていて、和風キッシュといった感じです。
また、表面のパイ生地がパリパリっとしていて、心地よい食感でした^^
厚揚げには、粒マスタードが添えてあります。
豆腐がギュッと詰まったかのような濃厚さです。
ボリューム感があり、豆腐の旨味を感じるジューシーな味わいでした^^
「陶仙房の石窯パンプレート」についてきたコーンスープです。
コーンがたっぷり入っています♪
黒コショウが効いているのか、スパイシーな風味です。
スープそのものは、トロ―っとした感じではなく、サラッとあっさりしていて、飲みやすかったです^^
ほおずきタルト
デザートの「ほおずきタルト」です。
妻と半分ずつ食しました。
ほおずきは甘さ控えめで、しっかりとした酸味があります。
とってもフルーティー♪
逆に、甘いのはタルトのほうで、そのため全体として、バランスがとれたちょうどよい甘さとなっています。
生地はサクッサクで、よい食感!
上品な味わいのタルトでした^^
ドリンク
私が注文した「陶仙房石窯焙煎コーヒー」です。
メニューには、 「オーガニック豆 浅煎り」で、「東ティモール無農薬栽培Ermera使用」と書いてあります。
苦みも酸味も抑えられた、すっきりとした味わいです。
なのに、コーヒーの風味は豊か。
コーヒーが苦手な方でも、飲みやすいと思います。
妻が注文した「アッサムティー」です。
ポットにたっぷり入ってきます♪
カップに注ぐと、紅茶のいい香りが漂います♪
私もひと口飲みましたが、すっきりとして、飲みやすいです。
上品な味わいの紅茶でした^^
以上、この日の会計は、2人で4125円でした。
「陶仙房 須栗平」の評価
「里山の四季のおにぎりプレート」と「「陶仙房の石窯パンプレート」は、どちらも、料理の1つ1つがていねいにつくられている印象で、味が濃すぎないわりには、しっかりとした味わいです。
また、だしの風味が、とても豊かでした♪
身体によいものを食べているというヘルシー感が、とても高いです^^
この陶仙房でしか味わえない料理だと言えます。
大満足でした(^^)v
ランチプレートの素材は、季節やその日の状況によって変わるそうなので、また季節が変わったころに再訪問してみたいですね。
ところで、私たち夫婦が入店したのは、11:15頃。
すでに、壮年男女4人連れと、30代くらいの女性2人連れがいました。
その後、男性の1人客と女性の1人客が来店しました。
シーズンオフの平日でも客足が多い人気店だと感じました。
なお、お店自体は10:00に開店するようですが、ランチは11:00からとなります。
GWや連休、観光シーズンには混み合うでしょうから、その時期に行かれる方は、ランチの開始時間に合わせて入店するのがよいと思います。
▼この記事がお役に立ったら、クリックをお願いします^^
食べ歩きランキング
にほんブログ村
店舗情報
【店名】陶仙房 須栗平(とうせんぼう すぐりだいら)
【ジャンル】古民家レストラン
【所在地】長野県茅野市湖東3208
【TEL】0266-75-5522
【定休日】11~3月:火水木休
4~11月:火水休
7、8月:火休
【営業時間】10:00-18:00
ランチは11:00-15:00
【ホームページ】https://tosenbo.jp/