「ころぼっくるひゅって」は霧ケ峰高原の壮大な大自然を目の前に、やさしく爽やかな風に心地よく吹かれながらのんびりランチできる山小屋カフェ
霧ヶ峰高原の真っただ中に立地
八ヶ岳エリアには、青空の下や緑の森の中、壮大な山並みを望む場所など、大自然を堪能しながらランチができるお店が多いですが、今回ご紹介する山小屋カフェ「ころぼっくるひゅって」は、まさにその代表的なお店です。
場所は、蓼科の西隣、霧ヶ峰高原の真っただ中です。
上の写真に写っている、右手の林の中に「ころぼっくるひゅって」はポツンと建っています。
文字どおり「高原の真っただ中」です。
標高は1820m。
夏でも気温は25度程度までしか上がらず、湿度が低く、とても涼しいところです。
そんな「ころぼっくるひゅって」へ、2023年5月半ばに、ランチ訪問しました。
行き方
行き方ですが、白樺湖からだと、ビーナスライン(長野県道40号線)を西へ向けて約10km進みます。
車だと、15分ほどです。
道が大きく左へカーブする箇所の右手に「霧ヶ峰車山肩駐車場」があります。
駐車可能台数は200台です。
この駐車場の前の坂を少し上ったところが「ころぼっくるひゅって」です。
歩いて1分もかかりません。
お店の雰囲気
「ころぼっくるひゅって」の建物は、山小屋そのものです。
実際に宿泊できます。
車山や霧ヶ峰高原を歩くハイカー(登山客)の宿となっています。
建物に入ってすぐのところはショップになっていて、Tシャツ、バッグ、キーホルダー、ピンバッジ、手ぬぐい、マグカップなど、「ころぼっくるひゅって」のオリジナルグッズが並べられ、販売されています。
ショップを抜けると、テラス席に出ます。
テラス席は、すべて4人がけの席で、中央に8卓。
左脇の1段低くなったところに3卓。
右脇の山小屋の庇(ひさし)の下に2卓あります。
11:00に入店したときは、テラス席には1~2組しかいませんでしたが、私たち夫婦が退店した正午ごろには6~7組になっていました。
お客さんの7割はハイカーです。
GWがとっくに終わったあとの平日なのに、お客さんが多くて意外でした。
テラス席の前には広大な霧ヶ峰の高原が広がります。
写真を撮った5月は、まだ草木が色づいていません。
これが夏になると、一面、緑に色づきます。
壮観です。
ずっと眺めていられます^^
高原の涼しく爽やかな風に吹かれながら景色を眺めていると、日ごろの心配事や悩みなどから解放され、気分が軽くなっていくのを感じることでしょう。
なお、テラス席はペット(ワンちゃん)OKです。
本当はテラス席でランチしたかったのですが、まだ寒かったので、室内でランチすることにしました^^;
中は、山小屋の雰囲気全開です。
室内には、4人がけが5卓、窓際に横並びで2人がけの席があり、すでに4~5組のお客さんがいました。
売店の横にも座席があります。
見ると、中央にストーブがあります。
ここは夏でも、特に朝夕は冷えることがあるので、そういうときに使われるのではないかと思います。
山小屋のご主人から手づくりランチをふるまわれているかのようなアットホームなボルシチを堪能♪霧ヶ峰の水を使用のサイフォンコーヒーはスッキリあっさりな味わい
注文方法が独特
「ころぼっくるひゅって」の注文の仕方は独特です。
①最初に、席を決める
②次に、メニューを決める
③最後に、代表の方1人でカウンターへどうぞ!
メニューは席にしか置いておらず、席で頼むものを決めてから、代表者1人がレジで注文し、お金を払います。
できあがると、名前を呼ばれるので、自分で取りにいくというスタイルです。
ボルシチ(パンとドリンクのセット)
「ころぼっくるひゅって」の食事メニューは、ボルシチ、トースト、サンドイッチの3種類です。
私たち夫婦は迷わずボルシチを、パンとドリンクのセットで注文しました。
お会計は、2人で2800円でした。
ちなみに、ボルシチは1日の数量が限られているので、ボルシチ目当ての場合は、遅くとも正午になる前に行くのが無難だと思います。
一見して、食事の量は多くはありませんが、ボルシチの赤いスープの色が食欲をそそります^^
ちなみに、ボルシチというのは本来、ウクライナやロシアなど東欧諸国に見られる家庭料理の一種で、ビーツやたくさんの具材を煮込んだスープのことです。
スープが赤いのはビーツのためです。
一方、「ころぼっくるひゅって」のメニューを見ると、「ロシア風、牛肉と野菜のトマト煮込みスープ」と書かれています。
どうやらスープが赤いのは、トマトのためのようです。
なので、ここのボルシチは〝ボルシチ風スープ〟と言ったほうが正確なのかもしれません。
牛肉、ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、ビーツ、セロリなど、具がたくさん入っています^^
白いのはサワークリームですね。
肉は多めで、野菜は柔らかかったです♪
スープは、見かけ、油が浮いていますが、脂っこいということはなく、むしろあっさりしていました。
トマトとサワークリームの酸味が、脂を中和し、あっさりさせていたのだと思います。
山小屋のご主人から手づくり料理をふるまわれているかのようなアットホームなボルシチでした^^
パンは、セサミ入りのパンとプレーンなパンの2種類です。
ちなみに、上の写真ではパンが4つありますが、2人分です。
1人分は、セサミとプレーンが1つずつとなります。
パンは、どちらの種類も、ふかふかで弾力がありました。
セサミ入りのパンはゴマの風味が香ばしく、プレーンのパンは自然な甘みを感じました。
どちらも、ボルシチのお供には最適だと思います。
ドリンクは、サイフォンコーヒーにしました。
サイフォンコーヒーは「ころぼっくるひゅって」の人気単品メニューの1つだからです。
フラスコのなかのコーヒーを自分でカップに注ぎ入れます。
1人2杯分はあったと思います。
コーヒー自体は、苦味と酸味がほどよくあり、霧ヶ峰の水が使われているためかスッキリあっさりしていて、とても飲みやすかったです^^
山小屋の室内で飲むコーヒーは、なぜかホッとため息が漏れるような、ぬくもりを感じる1杯でした♪
しっとりチキンサンド
ボルシチのセットだけでは、おなかが少々物足りなかったので(汗)、「しっとりチキンサンド」を単品で追加注文しました(800円)。
「ラ・カーサ」という地元のフードトラック(トラックで料理を販売する移動店)オリジナルのサンドイッチです。
つけ合わせにトルティーヤチップスがついています。
サンドイッチは具だくさんで分厚いです^^
しかも、パンがふわふわ♪
細かいささみ状のチキンとキャベツとキュウリがマヨネーズで和えてあり、カイエンペッパー(たぶん)がかけてあります。
塩加減がちょうどよく、good!
サンドイッチの中身は日替わりだそうで、次回は別のサンドイッチを食べてみたくなりました^^
「ころぼっくるひゅって」の評価
「ころぼっくるひゅって」からの景色は最高です!
独り占めしたくなるほどの絶景です。
テラス席に座り、広大な高原を目の前に、やさしく吹き抜ける爽やかな涼風に吹かれながらランチできるカフェは、日本全国をさがしても、そう多くはないと思います。
ぜひ、日本最高の眺めを堪能できる日本有数のカフェで、のんびりとランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、「ころぼっくるひゅって」の建物の前には、7月になるとニッコウキスゲがたくさん咲きます。
とても癒される光景です^^
このニッコウキスゲが目当てで霧ヶ峰にやってくる観光客も多くいるくらいです。
遊歩道があって、のんびり散策することができるので、ニッコウキスゲの開花に合わせてランチ訪問するのもオススメですよ♪
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店舗情報
【店名】ころぼっくるひゅって
【ジャンル】山小屋カフェ
【所在地】長野県諏訪市 霧ヶ峰車山肩
【TEL】0266-58-0573
【営業期間】4月下旬〜11月末(営業期間内は無休)
【営業時間】8:00-16:30
【その他】ペット(ワンちゃん)OK(テラス席)
【ホームページ】https://twitter.com/korobokkuruhutt