蓼科ビーナスライン沿いに建つこじんまりとしたロッジ風のカフェレストラン「たてしな日和」はとても落ち着いた雰囲気でGood^^ ランチメニューは3種類で週替わり
蓼科湖から茅野市街方面へビーナスライン(長野県道192号線)を約2.5km下った右手に、「石臼挽手打ちそば みつ蔵」と「蓼科リストランテ イルポルト」という名店が並んでいます。
こちらの2店は当サイトですでにご紹介していますが――



その2店のはす向かい、つまり、蓼科湖から下ってきた左手に、ロッジ風の建物が建っています。
これが今回ご紹介するカフェレストラン「茅野茶輪 たてしな日和」です。
前々から気にはなっていたのですが、なかなかランチ訪問する機会に恵まれませんでした。
しかし、やっと念願がかない、2025年1月末の寒い曇り空の平日にランチ訪問してきました。
アクセス

蓼科方面からの行き方は、上述のとおり、蓼科湖から茅野市街方面へビーナスラインを約2.5km下った左手になります。

営業していれば、写真のような立て看板が立っているはずです。

一方、茅野市街方面からの場合は、ビーナスラインを蓼科湖方面へ約10km上った右側になります。

お店の隣が駐車場になっていて、6台ほど停められるスペースがあります。
お店の様子

お店は、こじんまりしたロッジ風の建物です。

店内は、山小屋風の装いです。

天井が高いので、フロア自体はそれほど広くはないものの、開放感があります。
木のぬくもりが感じられる、とても落ち着いた雰囲気です^^

座席は、窓際のカウンターに7席。

店内中央に、6人がけのテーブルが1卓あります。
夏場の繁盛期は、8人がけになるようです。
メニュー

写真のメニューでは、「ランチメニュー」の前に「今週の」とついています。
これは、AとBそれぞれのメニュー内容が週替わりだからだそうです。
ランチ訪問した日のメニューは、下記のとおりでした――
A ビビンバのベジDON(豚挽肉の甘辛炒め)+人参スープ:1200円
B スパイシードライカレーとポテトのグラタン&パン+切干大根とツナのサラダ他:1200円
C 人参サラダとベーコンのトーストサンド+人参のスープ(8枚切り食パン):1000円
※プラス50円で6枚切り食パンに変更可
ちなみに、上記メニューの価格(税込、以下同)は、写真のメニュー表の価格より50円上がっていました。

こちらは、ドリンクのメニューです。
《紅茶》(ティーポット300cc)
アールグレイティー:520円
アッサムティー:540円
ダージリン シーズンティー:680円
(春摘み、夏摘み、秋摘みの3種類から選択)
ミックスベリーティー(フレーバーティー):520円
《珈琲》(堀口珈琲の豆を使用しています)
ブレンド珈琲(堀口珈琲ブレンド#3):520円
カフェオレ(堀口珈琲ブレンド#7):630円
《ロイヤルミルクティー》(カップ200cc)
アッサム・ロイヤルミルクティー:600円
ウバ・ロイヤルミルクティー:600円
キャラカスバナナティー:620円
スパイスチャイティー:620円
《フルーツティー〈ノンカフェイン〉》(ティーポット300cc)
信州りんごのフルーツティー等:680円
《ジュース》(信州産果実使用)
りんごジュース:550円

さらに、座った席の目の前には、「今日のスウィーツ」なるメニューが――
スコーン
プレーン:220円
黒糖:270円
アールグレイ:270円
アップルシナモンスコーン:270円
糀甘酒寒天プリン:470円
生寒天:550円
結果、これらのなかから私が選んだのは、ランチメニューBの「スパイシードライカレーとポテトのグラタン&パン+切干大根とツナのサラダ他」に「糀甘酒寒天プリン」と「ブレンド珈琲」。
妻が選んだのは、ランチメニューAの「ビビンバのベジDON(豚挽肉の甘辛炒め)+人参スープ」に「スコーン(プレーン)」と「アッサムティー」でした。
いつもはランチのメニューを選ぶのに悩みに悩んでいますが(汗)、今回は三者択一だったので、すんなり決定しました^^
野菜のおいしさを存分に堪能できる「ビビンバのベジDON」、ポテトのまろやかさとドライカレーのスパイシーさが絶妙にマッチした「スパイシードライカレーとポテトのグラタン」などランチメニューをじっくり賞味♪ 食後のスイーツ&ドリンクで満足感さらにアップ!
ビビンバのベジDON(豚挽肉の甘辛炒め)+人参スープ

ランチメニューAは、まず「人参スープ」が先に運ばれてきました。
ちなみに、器は長谷園(ながたにえん)という伊賀焼の窯元(かまもと)のプチ土鍋で、冷めにくいようです。

写真ではわかりづらいですが、蓋をあけた瞬間に、湯気がフワ~っと立ち上りました。

これにコショウを少しかけていただきます。

妻いわく、「人参スープ」は、なめらかでやさしい味わいとのこと。
私もひと口もらいましたが、香辛料のクミンが入っているので、多少ピリッとしたスパイシーな刺激があります。
濃厚、トロトロ。
ニンジンの旨味が凝縮されているものの、ニンジン臭さはありません♪
「カラダがあったまる」と妻は申しておりました^^

「ビビンバのベジDON(豚挽肉の甘辛炒め)」です。
ビビンバには、真ん中には豚のひき肉が盛られ、周囲には、切干大根の煮物(お皿上、以下時計回りに)、レンコンの甘辛煮、チヂミホウレンソウのおひたし、タマネギのおひたしが添えられ、さらに、山イモの角切り、サニーレタス、ミニトマトが散りばめられています。
野菜はすべて地元産とのこと。
なかなかに食欲をそそられる光景です(笑)
添えられた食材をひと口ずつもらって食べてみると――

切干大根の煮物は、ピリッと甘辛く、

レンコンはシャキシャキとして甘辛く、

チヂミホウレンソウのおひたしは、あっさりゴマ風味。

タマネギのおひたしは、かつおぶしの風味が香ばしく、あっさりしています。

また、ひき肉の下のお米は、茅野の米沢米と地元産黒米のブレンドだそうです。
なので、色味が若干黒めです。

ビビンバなので、混ぜます。
ひと口食した妻いわく、すべての食材が混ざり合うと、いろいろな味が相まって美味になるうえに、辛みがマイルドになるとのこと。
でも、そうは言っても、食が進むにつれ、だんだん辛さは効いてくるそうです^^;
私もひと口もらいましたが、たしかに辛みはありつつも、ヘルシーで食べやすかったです。
野菜のおいしさを存分に堪能できるビビンバだと感じました。
スパイシードライカレーとポテトのグラタン&パン+切干大根とツナのサラダ他

「スパイシードライカレーとポテトのグラタン&パン+切干大根とツナのサラダ他」です。

まず、「スパイシードライカレーとポテトのグラタン」ですが、こちらの鍋も「人参スープ」同様、長谷園の土鍋になります。
保温性が高いようです。

蓋を開けると、おいしそうな光景が目の前に広がります♪

ポテトグラタンは、ずっしりした食感かと思いきや、わりと軽めであっさりした食感です。
ポテトの風味がよく、まろやかです。

ポテトの下にはドライカレーが敷かれています。
ドライカレーはスパイシーです。
何口か食しているうちに、口のなかがピリピリとしてきました^^;
「スパイシードライカレーとポテトのグラタン」は全体的にヘルシーで、ポテトのまろやかさとドライカレーのスパイシーさが絶妙にマッチしていました♪

「パン+切干大根とツナのサラダ他」です。
「他」というのは、タマネギのおひたしです。

「切干大根とツナのサラダ」です。

薄味でやさしい味わいです。
大根は柔らかく、山イモが混じっていて、その新鮮な食感が味のアクセントになっていました^^

タマネギのおひたしです。

ビビンバについていたおひたし同様、あっさりしていました。

パンは2個ついてきます。
パンなしにすることもできます(マイナス100円)。

ふかふかな食感です♪
2個もあると食べ応えがありますね。
野沢菜

お店のサービスで、野沢菜を提供していただきました(合掌)

薄味です。
ピリッとした辛みとほのかな甘みが同居しています。
歯応えがある、よい食感です。
上品な味わいの野沢菜ですね。
糀甘酒寒天プリン

美味な食事を堪能したら、次はデザートです。
まずは、私が注文した「糀甘酒寒天プリン」です。

お店の方によると、抹茶に甘味がついているので、かきまぜてお召し上がりくださいとのこと。

甘さ控えめで、あっさりしています。
冷たくてツルンとした食感がさわやかです♪
甘味と抹茶の風味がやさしく口のなかに広がります^^

甘煮豆は、甘さ控えめで、ホクホクした食感です。

寒天を口にすると、しっかりした牛乳の風味が感じられます。
上品な大人のスイーツといった印象でした^^
スコーン(プレーン)

こちらは妻が注文した「スコーン(プレーン)」です。
メニューによれば、スコーンは「たてしな日和いちおし」とのこと。

妻いわく、外はサクッ、中はしっとり。
スコーンは熱い状態で提供されましたが、そのぶん、しっとりさが際立つ味わいになっているとのこと。
生クリームときび砂糖が加えられているため、スコーンそのものにほのかな甘みがあります。

スコーンについているハチミツは、地元産のアカシア蜂蜜だそうです。
ハチミツだけ舐めさせてもらいましたが、甘さは抑えめ。
濃厚で上品な味わいです。
スコーンとの相性バッチリでした^^
ブレンド珈琲

メニューによれば、堀口珈琲のSPECIAL BREND #3(シティロースト)をハンドドリップで淹れているそうです。
ちょうどよい濃さで(中煎り?)、適度な苦みが感じられます。
逆に、酸味はあまりありません。
スッキリした味わいでした^^
アッサムティー

妻が注文した「アッサムティー」です。
ティーポットで提供されます。

ひと口もらいましたが、色も香りも味も濃いです。
本格派の紅茶です。
渋さが際立っていました。
ちなみに、紅茶の茶葉は、田園調布の紅茶専門店「TEEJ」(ティージュ)から取り寄せているそうです。
以上、この日のランチは、2人で4540円でした。
スコーンと「和の果実茶」をテイクアウトしました。超美味なスコーンと上質かつ芳醇な紅茶に大満足でした!

会計を済ませようとレジへ行くと、その横にテイクアウト用のスコーンが陳列されていました。

さらに、その隣には「和の果実茶」とハーブティー。
ランチがとてもおいしかったので、テイクアウトすることに。
買ったのは、プレーンとアップルシナモンのスコーン。

「和の果実茶」は、レモン&しょうが、オレンジ&キウイの2種類。
そして、信州りんごと柚子のカモミールティー。
フルーツティーは、長野市のフルーツティー専門店「フルーティア」がつくっているものです。

スコーンの袋には「スコーンの美味しい食べ方」という説明書きが貼られていたので、これを参考に、電子レンジのオーブントースター機能で数分焼きました。

こちらがプレーン。

そして、アップルシナモンです。

まずはプレーンのスコーンですが、お店で食したときと同じく、外はカリッ、中はフワフワしっとり♪
ほのかな甘みを感じます。
やさしい味わいですね^^

一方のアップルシナモンのスコーンは、リンゴのフィリングで、さらにしっとり♪
シナモンの香りが強く、しっかりした風味を味わえます^^

写真はレモン&しょうがですが、「和の果実茶」は、どれもフルーティー♪
果実そのものも食べられます^^
超美味なスコーンと上質かつ芳醇な紅茶に大満足でした!
「茅野茶輪 たてしな日和」の評価
いろいろなところにこだわりを感じるお店です。
建物は注文建築で、細部にまでこだわったとのこと。
食器はどれも個性的で、主に近隣の作家が制作したものが使われています。
同じこだわりは、料理にも及んでいます。
その結果、どの料理も、やさしい味わいで、食材の良さを実感できます。
また、食事だけでなく、スイーツとドリンクもいっしょに注文するのが超オススメです!
ところで、私たち夫婦は、開店11:00直後に入店。
1月末の寒い曇り空の平日ということもあってか、他に来店客はなく、貸切状態。
正午すぎになって、やっと年配の女性2人連れが来店。
しかし、12:30すぎには、私たち夫婦が店を出るのと入れ違いに女性3人連れが入店。
続けて、女性1人が来店しました。
寒い閑散期の平日でも、それなりの来店客があります。
GWや夏休みのシーズンにお店の前を通ったことが何度かありますが、駐車場が満車で、にぎわっている様子が窺えました。
混雑期には予約必須ですね。
なお、ペット(ワンちゃん)OKですが(テラス席)、事前に電話予約が必要ですので、お気をつけください^^
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店舗情報
【店名】茅野茶輪 たてしな日和
【ジャンル】カフェレストラン
【所在地】長野県茅野市北山4035-65
【TEL】0266-55-3365
【定休日】月、火(祝日は営業)
【営業時間】11:00-17:00(ラストオーダー16:30)
【ホームページ】https://tateshinabiyori.com/
【その他】ペットOK(テラス席、要電話予約)