蓼科で高い人気を誇る「石臼挽手打ちそば みつ蔵」。2年前の美味を求め、ランチ再訪問^^ 店内は木のぬくもりに満ち、落ち着いた雰囲気♪
蓼科で1、2を争う人気そば店
3記事前で、イタリア料理店「蓼科リストランテ イルポルト」をご紹介しました。
この「イルポルト」の隣に建つのが、今回ご紹介する「石臼挽手打ちそば みつ蔵」です。
蓼科エリアのそば処のなかでは、1、2を争うほどの人気店です。
2021年12月に「みつ蔵」へランチ訪問したとき、そばと玉子焼きのあまりのおいしさに驚き、再度のランチ訪問の機会を窺っていました。
コロナの影響もあり、約2年の月日が経ってしまいましたが、今回その機会を得て、2023年12月に、2回に分けてランチ訪問しました。
行き方
場所は、茅野市街方面からだと、ビーナスライン(長野県道192号線)を蓼科湖方面へ進み、英国風庭園で有名な「蓼科高原バラクラ イングリッシュ ガーデン」を過ぎて200mあたりの左手です。
上の写真の看板が目印です。
あるいは、「みつ蔵」の1軒手前にある「イルポルト」のイタリア国旗色の看板を目印にしてもいいでしょう。
蓼科湖方面からの場合は、上の写真のとおりです。
駐車場は、お店の横に6台分のスペースがあります。
うち1台分は、軽自動車専用になります。
お店の雰囲気
お店の建物は、三角屋根の洋館のようです。
クリスマスにはサンタクロースが入れそうな煙突がついています。
外観はそば屋には見えません。
座席は、4人席が2卓。
5~6人かけられる席が1卓。
冬には、暖かい薪ストーブの歓迎があります^^
さらに、座敷が1部屋あり、1つの大きなテーブルを約8人で囲むつくりになっています。
人気店にしては、キャパシティーが約20人と、こじんまりしています。
でも、木のぬくもりが感じられ、とても落ち着いた雰囲気の店内です。
メニュー
メニューは、「冷たいそば」「温かいそば」「一品」「甘味そば」に大別されます。
《冷たいそば》
せいろそば
1人前 2枚 1100円
大盛り 3枚 1650円
追加 1枚 550円
季節の変わりそば 1320円
二色そば(変わり&せいろ) 1320円
天せいろ 1870円
つけとろ 1870円
鴨汁せいろ 1870円
《温かいそば》
かけそば 1100円
天ぷらそば 1870円
山かけ 1870円
鴨南ばん 1870円
《一品》
たまご焼き 1320円
たまご焼きハーフサイズ 660円
鴨陶板焼き 2200円
鴨陶板焼きハーフサイズ 1100円
そばがき 1430円
天ぷら(海老と野菜の盛り合わせ) 1320円
そば寿司 660円
そば焼き味噌 550円
炊き込み御飯 440円
そば田楽 440円
《甘味そば》
そばプリン 440円
そばがき汁粉(薄茶付き) 660円
伊吹だんご(薄茶付き) 660円
※価格はすべて税込(2023年12月現在)
この他、「そばコース」もあり、「鴨つくねとろろ蒸し」「せいろそば」「炊き込み御飯」「デザート」という構成になっています。
また、飲み物は、「冷酒」「ビール・ワイン」「ソフトドリンク」があります。
カラっとサクサクな天ぷら、やわらかジューシーな鴨肉、のど越しバツグンのそば♪ 「天ぷらそば」と「鴨汁せいろ」が最上級に美味!
12月に2回にわたってランチ訪問
私たち夫婦が「みつ蔵」をランチ訪問したのは、12月半ばと下旬の2回です。
12月半ばには、私が「天ぷらそば」、妻が「鴨汁せいろ」、加えて2人で食すために「たまご焼きハーフサイズ」を注文。
このときの会計は2人で4400円でした。
下旬には、私が「鴨汁せいろ」、妻が「せいろそば1人前」、加えて2人で食すために「鴨陶板焼きハーフサイズ」と「そば田楽」を注文。
このときの会計は2人で4510円でした。
天ぷらそば(温)
「天ぷらそば」(温)です。
まず目が行くのが、天ぷらの盛り合わせです。
種類が豊富です♪
エビはプリプリ。
シメジは、やや多めに盛りつけてあります。
どれもカラッと揚げられていて、サクサクと軽い食感です♪
まるで油っぽくありません^^
そばのほうは、見るからに上品そうな汁そばです。
麺は、細めで、ツルツルとのど越しがいいです。
いくらでもすすれそうです(笑)
汁の色は薄く、澄んでいます。
薄味ですが、醤油の味がはっきりします。
ゆずのかけらが入っていて、いい風味です。
すっきりした上品な味わいです。
最上級に美味な「天ぷらそば」でした^^
鴨汁せいろ(冷)
日は違えど、私も妻も注文した「鴨汁せいろ」(冷)です。
薬味のネギがたくさんついてきます。
鴨汁のなかの具は、鴨肉とネギ。
上にミツバが載っています。
ゆずのかけらも見えます。
鴨肉は4枚入っています。
ひと口食します……
やわらかっ!
脂がよく乗っている!!
ジューシー♪
以前、どこかで少しだけ食べたことがある鴨肉は脂っこいだけの感じで、それ以来、鴨肉はあまり好きではなかったのですが、ここ「みつ蔵」の鴨肉は、まるでしつこくありません。
ここ「みつ蔵」で、鴨肉を初めて「おいしい!」と感じました^^
私がそう感じたのですから、鴨肉好きにはかなりおいしいはずです。
鴨汁にはネギもたっぷり入っています。
ネギに期待はぜんぜんしていなかったのですが、やわらかくて甘みがあり、なかなかに美味でした♪
ざるは2枚つきます。
妻が2度目のランチ訪問で注文した「せいろそば1人前」も、ざる2枚です。
ちなみに、写真の右のざるは半分食べているので、少なくなっています(汗)
白っぽいそばです。
そば自体は歯応えがあり、のど越しがとてもいいです^^
「天ぷらそば」同様、いくらでもすすれそうです^^;
それにしても、つけ汁には鴨肉の脂が染み出し、いいコクを出していました。
鴨肉好きには、これがたまらないのではないでしょうか。
そば湯
そば湯ですが、とろ味はそれほどありません。
サラっとしています。
お茶代わりに飲むことができるくらいにあっさりしていて、飲みやすかったです^^
フワっフワで絶妙な甘みの「たまご焼き」、甘くて絶品なネギも魅力の「鴨陶板焼き」、2種類の食感を楽しめる「そば田楽」の旨さに驚嘆♪
「みつ蔵」でおいしいのは、そばだけではありません。
「たまご焼き」「鴨陶板焼き」「そば田楽」も超美味です!
たまご焼きハーフサイズ
「たまご焼きハーフサイズ」です。
ハーフサイズとはいえ、けっこう大きいです。
6つに切れた状態で運ばれてきます。
見るからにおいしそうです♪
大根おろしをつけつつ、食します――
フワっフワ!
たまご焼きの絶妙な甘みが口の中に広がります。
たまご焼き自体は薄味ですが、醤油をかけた大根おろしをつけて食べると、ほどよくしょっぱくなり、とても美味になります♪
大根おろし自体はまろやかで、まるで辛くありません^^
大根おろしといっしょに食してこその絶品のたまご焼きといった感じです。
卵を何個使っているかわかりませんが、わりとボリュームがあります。
2人で3切れずつ食しましたが、妻はそばとたまご焼きで満腹になったそうです。
鴨陶板焼きハーフサイズ
「鴨陶板焼きハーフサイズ」です。
運ばれてきたときは、グツグツと煮え立ち、湯気が出ていました。
めちゃ、いい匂いです!
鴨肉は5切。
ネギも5切入っています。
そして、白髪ネギがたっぷり載っています。
鴨肉は厚みがあり、ジューシーで、やわらかいです♪
私には、鶏肉というよりも、脂身の少ないヘルシーな豚肉に近いと感じられました。
タレは濃厚で甘辛く、鴨肉によく合う味つけです。
ここ「みつ蔵」の「鴨汁せいろ」と「鴨陶板焼き」を食し、鴨肉が好きになったような気がします^^
ネギはやわらかくて甘いです♪
ネギへの期待感はまるでなかったので、すごく得した気分です^^;
ネギが〝ごちそう〟だと感じ、ちょっとした感動をおぼえました。
一方、白髪ネギのほうは、ネギの風味がよく、辛みはほとんどなく、鴨肉にからめておいしくいただけました^^
お好みに応じて山椒をかけて食べると、ピリッとした風味が加わり、ちょっとした味変が楽しめます♪
そば田楽
「そば田楽」です。
1皿に2串ついてきます。
妻と1本ずつ分けました。
ひと串に2つの団子がついていますが、上の団子(写真では左)と下の団子(写真では右)は形状が違います。
上の団子は丸い形をしています。
食すと、餅のように粘りがありますが、食感はフワフワなサトイモのようです。
下の団子は、そばを四角く固めた形をしています。
こちらは上の団子と食感がまるで異なり、カリカリしていて、おこげの香ばしさがあります。
1串で2種類の食感を楽しめます♪
タレは甘くて濃厚な味噌味です。
日本酒によく合いそうなひと品でした^^
「石臼挽手打ちそば みつ蔵」の評価
「石臼挽手打ちそば みつ蔵」は、蓼科のそば屋のなかでは、1、2を争う人気店です。
なぜそれほどの人気があるのか、今回のランチ訪問で理由がわかりました。
観光地の幹線道路沿いで、最上級に美味なそばや一品料理を提供すれば、来店客が多くなるのは自然なことでしょう。
私たち夫婦がそうであるように、リピーターはかなり多いと思われます。
来店客の年齢層はさまざまです。
1回目のランチ訪問のときは、11:30前に入店しましたが、すでに、若い女性2人連れと、老夫婦が1組いました。
私たちのすぐあとに来店し、座敷へ通されたのは、幼い子どもが2人いて親が30代くらいの家族連れでした。
2回目のランチ訪問でも、11:30ごろに入店し、このときは私たち夫婦が1番乗りでしたが、その後、続けて、若い20代くらいのカップルが1組、50歳前後の男性客が1人、小さな子どもが2人と30代くらいの親に60歳代くらいの祖母の家族5人連れが1組来店しました。
また、帰りに駐車場に停めてある車のナンバープレートを見ると、地元の諏訪ナンバーの他にも、松本、山梨、八王子、世田谷など近隣他県のナンバーが見られました。
このように、オフシーズンでも、さまざまな年齢層の、さまざまな地からの来店客が多いのが、「みつ蔵」の特徴です。
そのため、休日や観光シーズンには決まって行列ができます。
しかし、わざわざ遠方から訪れ、行列してでも食べる価値があるそば屋だと思います。
ランチ訪問の際は、そばはもちろん、「たまご焼き」や「鴨陶板焼き」などの一品ものも堪能されることを強くオススメします^^
▼この記事がお役に立ったら、クリックをお願いします^^
食べ歩きランキング
にほんブログ村
店舗情報
【店名】石臼挽手打ちそば みつ蔵
【ジャンル】そば(蕎麦)
【所在地】長野県茅野市北山4035-228
【TEL】0266-78-2278
【定休日】水(水曜日が祝日の場合は木曜日)
【営業時間】10:00~15:00
【ホームページ】https://www.facebook.com/people/石臼挽手打そば-みつ蔵/100047441276637/