小淵沢の森にひっそりと佇む「サロン・ド・テ・マヴィ」は静かで落ち着ける上品な空間でランチを楽しめる紅茶専門店。店内に飾られた英国風の美しい食器は必見!
行き方
八ヶ岳南麓に移住する8年前の2010年のGWに家族旅行で小淵沢へ立ち寄ったとき、ランチができるお店を探していてたまたま見つけたのが、「サロン・ド・テ・マヴィ」(以下、マヴィ)でした。
そのとき、料理はもちろん、紅茶がとてもおいしかった記憶があります。
それもそのはず。
「マヴィ」は、紅茶専門店だからです。
妻が紅茶好きなので、移住後は主に喫茶をしに訪れるようになりました。
今回は久しぶりにランチ訪問したので、その様子をご紹介します。
行き方ですが、中央自動車道の小淵沢インターチェンジからの場合、八ヶ岳高原道路(山梨県道11号線)を清里方面へ進みます。
約2km進むと、左手に「中村キース・ヘリング美術館」の赤い案内板が立っているので、そのすぐ先の十字路を右折します。
右折した道をそのまま進んでいきます。
最初はわりと見通しのいい道で、その後しばらく木立のなかを進んでいきます。
2km弱進んだあたりでしょうか、左脇に「マヴィ」の看板が見えてきます。
「Ma Vie」と書かれた黒地の看板ですが、小さいので、よ~く目を凝らして、見落とさないようにしましょう^^
駐車場は4台停められます。
少し狭いので、注意して駐車しましょう。
お店の雰囲気
お店の建物は、白い壁面の洋館です。
木々に囲まれていて、静寂な雰囲気が漂います。
森のなかに来た感が充分です♪
お店の入口手前の右手にテラス席があります。
2人がけの席が2卓です。
ペットは、このテラス席のみOKです。
左手には別室があり、4人がけの席が1卓あります。
半ば木立に張り出すような造りで、窓が大きいので、日差しが入りやすく、明るい雰囲気です。
この部屋なら、ゆっくり会話が楽しめます♪
テラス席、別室ともに、利用の際は、お店の方にひと声かけるようにしましょう。
店内は、木製のテーブルやイス、棚などでしつらえてあり、いつまでも居つづけたくなるくらい落ち着いた静かな雰囲気です。
座席は、6人がけ1卓と、2人がけ3卓の構成です。
6月初旬にしてストーブがついていました。
小淵沢は標高1000mほどの高地で、夏でも涼しい場所ですが、さらに、室内には日差しが入りにくく、やや室温が低いため、6月初旬にしてストーブをつけていたのだと思われます。
店内には、あちらこちらに英国風の美しいカップやソーサーなどが飾られ、上品な雰囲気を醸し出しています。
食器類にあまり興味がなくても、つい見入ってしまいます。
食器類が好きな方であれば、見ているだけで楽しくなってくるはずです^^
「サロン・ド・テ・マヴィ」のランチは「甲州ワイン鱒スモークのオープンサンドウィッチ」と「ビーフシチュー」の2種類。セットの紅茶とティージャムは紅茶専門店だからこその芳醇で上品な味わい♪
ランチメニューは2種類
「マヴィ」のランチメニューは2種類です。
1つは「甲州ワイン鱒スモークのオープンサンドウィッチ」。
紅茶またはコーヒーつきで、1296円です。
もう1つは「ビーフシチュー」。
紅茶またはコーヒーつきで、1815円。
さらにグラスワインをつけると、2585円です。
私は「ビーフシチュー」、妻は「甲州ワイン鱒スモークのオープンサンドウィッチ」を注文しました。
アッサムティー
まず運ばれてきたのは、妻が注文した「甲州ワイン鱒スモークのオープンサンドウィッチ」のセットに含まれている紅茶です。
サンドウィッチで紅茶にした場合、ダージリンやアッサムといったスタンダード系から、アールグレイ、マスカット、アイリッシュ・クローバーといったフレーバー系まで、20種類以上から好みの紅茶を選ぶことができます^^
妻が選んだのは、アッサムティーでした。
ポットから注いだ瞬間、紅茶のいい香りが漂いました♪
色は深みがあって濃くてきれいです。
注文のときにミルクティーにして飲むと伝えたので、お店の方が濃く入れてくれたためです。
妻いわく、ミルクを入れても紅茶の味わいがしっかりあって、おいしかったそうです。
紅茶はたっぷり2杯分以上はありました。
ちなみに、ネズミをかたどったミルクポットが、なんとも可愛らしかったです^^
甲州ワイン鱒スモークのオープンサンドウィッチ
「甲州ワイン鱒スモークのオープンサンドウィッチ」です。
注文して5分くらいで運ばれてきました。
甲州ワイン鱒とは、メニューの記載によれば、「勝沼産ワインの搾りかすを食べ八ヶ岳の湧き水で育った小淵沢産の地元ブランド」です。
パンと具が別々なのは、自分で具をパンにはさむ、あるいは、自分で具をパンに載せて食べる、というメニューだからです。
具は、スモークサーモン、レタス、チーズ。
スモークサーモンの量が多めです^^
具をパンに載せていきます。
妻の感想ですが、スモーク(燻製)の香りがとても香ばしいとのこと。
サーモンはそのまま食べると塩気が強いけれども、白いパンに載せて食べると、ちょうどいい塩加減になったそうです。
他のお店で食べると、たまにパサついたスモークサーモンがあるのにくらべ、このサンドウィッチのスモークサーモンは、脂が乗っていて、しっとりしているとのことでした。
ビーフシチュー
私が注文した「ビーフシチュー」です。
サンドウィッチのあと、まもなくして運ばれてきました。
具は、牛肉、マッシュルーム、ジャガイモ、ニンジンです。
牛肉はゴロゴロ入っていました♪
牛肉は、歯がない人でも食べられそうなくらい柔らか^^
噛まずとも、口のなかでとろけていくような感じです。
シチューそのものは酸味があり、濃厚な深い味わいでした。
もう1皿あったら、確実に完食できるくらいにおいしかったです♪
パン&ティージャム
サンドウィッチにもビーフシチューにもパンが3切れつきます。
茶色のレーズンパンが1切れと、白いパンが2切れです。
上の写真はビーフシチューについてきたパンで、サンドウィッチの場合も同じパンがつきます。
レーズンパンは、食べるとざっくりした感覚がありつつも、フワフワな食感もします。
その異なる食感が重なり合って、おいしいパンになっているように感じました^^
また、耳が硬めなので、歯応えがあるのも特徴です。
白いパンのほうはフワフワそのもので、食感が抜群です♪
パンにはティージャムがついてきますが、この白いパンとの相性がバッチリです!
「ウェディング」という種類の紅茶からつくられたティージャムで、ブーケと黄桃の香りがするのが特徴です。
甘さは控えめながら、芳醇で上品な紅茶の香りが口のなかいっぱいに広がりました♪
ティージャムだけでも無限にいけてしまいますね^^;
追加でケーキを注文^^
食後にケーキを注文しようということになりました。
ケーキは、「紅茶のケーキ&カスターニャ」「バスク風チーズケーキ」「くるみのタルト」「クレームブリュレグラッセ」「いちじくのタルト」の5種類です。
値段はどれも480円です。
紅茶やコーヒーをつけたセットにすると、1100円になります。
ミックスフルーツティー
私が注文したのは「バスク風チーズケーキ」です。
ビーフシチューとセットの紅茶は、チーズケーキといっしょに運ばれてきました。
ビーフシチューの場合、サンドウィッチとは異なり、紅茶の種類は選べません。
その日によって種類は違うようですが、この日の紅茶は「ミックスフルーツティー」でした。
フルーツの香りが漂い、飲んでもフルーツの香りが口のなかに広がります。
幸福なフルーツ責めです♪
色が澄んでいて、きれいな紅茶でした^^
ちなみに、紅茶にはお茶請けのクッキーがついてきます。
ミントの香りがするチョコクッキーでした♪
バスク風チーズケーキ
肝心のチーズケーキです。
ひと口食べた感想は、濃厚でしっとり、そして冷たい。
焦げ目が香ばしいです♪
ふつうチーズケーキは酸味のあるものが少なくないですが、このチーズケーキはすっぱくありません。
密度が濃くてお腹にたまる、上品な味わいのケーキでした^^
いちじくのタルト
こちらは、妻が注文した「いちじくのタルト」です。
イチジクを煮たものがスライス状になってタルトの上に載っています。
妻いわく、甘さは控えめ。
タルト生地は、よくあるサクサクしたものではなく、しっとりしているとのことでした。
以上、ケーキまで含め、お会計は2人で4071円でした。
「サロン・ド・テ・マヴィ」の評価
今回のランチ訪問は、平日の11:00に入店。
他にお客さんはおらず、11:15に老夫婦が1組来店した以外は、退店する13:00近くまで来店客はありませんでした。
おかげで、落ち着いてランチすることができました。
森のなかにひっそりと佇むように建っていることもあり、穴場的なお店ではないかと思います。
ランチのメニューはサンドウィッチとビーフシチューの2種類しかありませんが、どちらのメニューも質が高いので、充分な満足感が得られると思います。
また、お店のなかに美しい食器が飾られていることはすでにご紹介しましたが、それらの食器は実際に使われてもいます。
「マヴィ」のランチは、料理や飲み物だけでも十分に堪能できますが、それだけでなく、どんな絵柄の食器が使われているかを見るのも楽しみの1つだと言えます。
「サロン・ド・テ・マヴィ」でランチを楽しんだあとは、お土産に紅茶を!
冒頭でご紹介したように、「マヴィ」は紅茶専門店です。
ランチで出てきた紅茶は、とても香りがよく、味わい深い飲み物でした^^
「おいしい紅茶を家でも飲みたいなぁ」
そう思い、紅茶を買って帰ることにしました。
お店のなかには、いろいろな紅茶が並べられています。
どれにしようか、あれこれ迷ってしまいます^^;
結果、選んだのは「ボンディア」(1188円)。
ダージリン、セイロン、アールグレイのブレンドティーです。
妻がミルクティー好きなので、ミルクに合うものにしました。
さっそく、その日の夜に飲んでみました。
カップに注ぐと、上質な紅茶の、いい香りが漂いました♪
私はミルクティーにせずストレートで飲みましたが、スッキリと澄んだ味わいで、何杯も飲めてしまいそうです。
飲み終わったあとに「ごちそうさまでした」と言いたくなる紅茶でした^^
次回は、また別の茶葉を買ってこようと思います♪
ちなみに、「マヴィ」の紅茶は、お店のホームページからも購入することもできます。
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店舗情報
【店名】サロン・ド・テ・マヴィ
【ジャンル】カフェ・喫茶店
【所在地】山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-454
【TEL】0551-36-5270
【定休日】日、月、火(祝祭日の場合も休み)
【営業時間】
平日 :11:00-17:00
土曜日: 10:00-17:00
【その他】ペットはテラス席のみOK
【ホームページ】https://salon-de-the-mavie.com/pub/index.html